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10:30-10:40 地層処分:岩質及び地下水圧とイオン濃度による検証法

        米虫 節夫 (食品ネットワーク最高顧問・大阪市立大学 客員教授)

 世界各地の放射性物質処分場と、これらが建設されている地層を、日本の状況と比較するとともに、日本においても地層選択研究がなされていることを紹介する。

 処分地候補の指標として、ボーリング調査により岩盤の質・地下水圧・イオン強度を把握することは大変重要である。得られたデータを、AI等のツールを用いて解析することにより、選択的要素を見出せる可能性について言及する。

10:40-10:50 原発廃炉4基は世界に例がない実証題材

                  西野 義則(GPI標準化委員会 副理事長) 

 日本は、ロシア(チェルノブイリ)に次ぐ第2の惨めな原子炉事故(福島)を経験した国である。さらに、地震、津波、4つの原子炉のメルトダウンによる前例のない悲劇に襲われ、すべての電源が失われた。

 自然界では、原子力発電は、人間が生きる惑星(地球)からの移動を可能にする物質そのものを生成する技術であり、将来の人類の繁栄にとって重要なエネルギーである。

 電離放射線は、一定線量未満の少量曝露の場合にホルミシス効果を示し、ヒトに必要な代謝を与える。放射性物質の科学技術の発展は、火の発見とともに大自然によって与えられた恩恵である。

 一方、国家としては、技術的能力の不足による原子力事故のため、原子炉廃炉の着実な導入が必要である。この廃炉技術の開発は国家発展の機会であり、NUMO諮問委員会が発表した廃炉技術開発の技術試験を最も重要な地層処分の一つとして推進すべきだと考えている。

 

10:50-11:00 エネルギーニーズと許容する社会コストの研究

                  GPI標準化委員会 (委員発表)

 無害な再生可能エネルギーは、文化人類の持続可能な繁栄にとって不可欠である。 使用コスト(エネルギーコスト)は、信頼できる科学的安全性評価によって決定されるといえる。 しかし、他の生物と同様に、科学技術未発達時代は繁栄していなかった。 繁栄は、歴史的に積み上げられてきた自然に接する技術の発展に基づき、後の「評価と基準」によってもたらされたと言える。

 歴史的事実から、社会コストを最小限に抑えるためには、一時的な建設と推論、すなわち「スクラップ & ビルド」を繰り返さないことが最も重要であることを学んだ。

11:00-12:00 原子力文化財団招聘講師特別講演

        武田 精悦 氏(一般社団法人 日本原子力産業協会 担当役)

​発表内容:未定

​ ご参加の方のご質問をお待ちしております。

日時:2018年10月6日(土) 10:30〜12:00

​場所:大阪市立大学梅田サテライト(大阪駅前第二ビル6階)

協賛:日本原子力文化財団

一般社団法人グローバル経営学会ビジネスシーズ研究部会

共際:一般社団法人GPI標準化委員会

 地下埋入技術に関するミニシンポジウム

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